科学技術リテラシー?(金6)
藤垣裕子先生第2回
「科学技術コミュニケーションとは何か:STS、PUS論より」
1.コミュニケーションの定義
2.専門主義と民主主義
1)参加の理論
2)リテラシー論
3)双方向性の議論
3.わかりやすさとは何か
授業では議論する時間が十分にはとれず(15分オーバーしても)、
少しリテラシー論に偏ってしまった感があった。
科学技術リテラシーが向上するにこしたことはないが、
それを周りの人々におしつけることになる社会は酷である。
科学技術の一部について、知りたくないものは知る必要はない。
ただ、知りたいと思ったときにアクセスできることが担保されていることが重要なのだろう。
コンピュータを使うときに、どんなふうに動いているかを感じさせないもののほうがいい。
でも疑問に思ったときに少し調べればわかる状態になっているのがいい。
理科離れだからとか、科学技術リテラシーの向上のためだとか言って、
科学技術コミュニケーションをやるというのは、
やっぱりありがた迷惑だと思う。
ぼくの全体的なスタンスとしては、
知りたいときとか疑問に思ったときとかに、アクセスしやすい状態にしておきたい、
ということ。
あるいは、単にお互いが楽しいから、というくらいでちょうどいいのでは。